流れを編む

モノ・コト・ヒトの流れを観察し、現場と思想のあいだで関係を編み直す試み。流通、オフィス、出版、メディアという異なる流れを一つの視点で見つめ、社会の“循環”を再び人の手に取り戻すための思索記。

流通とは(Distribution)

流通とは、単にモノを運ぶ仕組みではありません。
それは社会を循環させる“血流”のような存在です。
物流・商流・情報流が複雑に絡み合い、社会のリズムをつくり出しています。かつての大量生産・大量消費の時代から、いまは意味や関係を運ぶ時代へ。


「何を、なぜ、誰に届けるのか」を問い直すことが、新しい流通の出発点です。

オフィスとは(Workplace)

オフィスは、単に作業のために働くための空間ではありません。
人が集い、関係が生まれ、アイデアが循環する“コトの流れ”の拠点です。働き方が多様化した今こそ、リアルな場の意味が問われています。空間はコミュニケーションを生み出す装置であり、その設計や運用のあり方が、組織の文化や創造性を左右します。


モノコトフロー研究所は、オフィスを「働く文化を編集する場」として再定義します。

出版とは

人が考えたことや感じたことを、かたちにして手渡すこと。
それが「出版」という流れの原点です。
文明の節目には、いつも“本”があったのです。
紙でも、デジタルでも、AIでも――マス(大衆)に向けた出版だけではなく、ミニやミドルの出版を誰もが始める時代、


大切なのは、知や想いを誰かと分かち合うこと。
モノコトフロー研究所は、そんな“伝わる流れ”を見つめ直しています。

メディアとは

人と人の間に生まれる“声”や“思い”の流れ。
ニュースやSNSだけがメディアではなく、
言葉を交わし、気持ちを届け合うこと自体が、ひとつのメディアです。情報の速度よりも、関係の深さを。


モノコトフロー研究所は、そんな“共鳴するメディア”の形を探っています。